LINEで送る
Pocket

だんだんどうも、上村絵美子です。

江戸時代から残る地歌舞伎の伝統を守り、次世代に伝えていこうと
石打地区を拠点に活動している『塩沢歌舞伎保存会』。
特集はこちら↓
kabuki

以前、石打小学校の『歌舞伎教室』について
シリーズでお伝えいたしました。
◆石打小学校と「歌舞伎」の繋がり【その1】【その2】【その3】【その4

先日、今度は同じ石打地区にある上関小学校から『歌舞伎体験』の依頼が来たと
塩沢歌舞伎保存会の太田喜一郎会長からご連絡をいただきました。
上関小学校で歌舞伎教室を行うのは初めてだそう(^^)
・・・でも、どういうきっかけで上関小学校から依頼が来たのでしょうか?

早速、お話を聞きに上関小学校へ!

上関小学校は南魚沼市内でも最も南(湯沢町寄り)にある小学校。
秋の『南魚沼コシヒカリRUN in 石打』のメイン会場になっていて、
学区(行政区)は石打・関・上野です。
飯士山上野鉱泉関興寺がある地域ですね。
ちなみに、校長先生はこの方!青木善治先生です(^^)
特技はけん玉?上関小・青木校長先生
DSC_1053

全校生徒は86名(平成29年4月現在)。
今回は、3年生(1クラス15名)が社会科の授業で
「変わるわたしたちのくらし」というテーマで
地域に残る文化財や年中行事、祭り、伝統芸能などを学ぶということで、
3年生の担任の貝瀬梨香子先生に、お話をお聞きしました。
DSC_3759

貝瀬先生は初め、こんな悩みがあったそうです。
「私(貝瀬先生)は六日町地区の出身で、
上関小学校のある地域についてあまり詳しくありません。
資料などで知ることはできますが、
それを私が子どもたちに話しても、説得力がないと思ったんです・・・。

そこで、貝瀬先生は学区の石打区・関区・上野区の区長さんに相談したところ
この地域に歌舞伎の文化があることがわかったそうです。
ちょうどその頃、石打小学校文化祭の『ふれあい教室』で
歌舞伎教室があることを知り、見学に行ったら
高校時代にお世話になった太田会長(塩沢歌舞伎保存会)が講師をされていて、
地歌舞伎の歴史について教えていただいたそうです。
以前は高校で古文の先生をされていた、太田会長。
私もお世話になった一人ですが、当時、太田先生に出会ったおかげで
塩沢の歌舞伎の文化と歴史を知りました(^^)
DSC_3155

その後、石打小学校に連絡して塩沢歌舞伎保存会につないでもらい、
今回の授業が実現したということです。

学校の先生が抱える悩みの一つ
『誰に聞いたらいいかわからない』
今回は区長さんに相談したことで、
地域のことをよく知る方につながったのですね(^^)

自分の生まれ育った地域はどんなところ?

そして、授業当日。
インフルエンザも心配な時期でしたが、ほとんどの児童が出席!
元気に授業を受けていました。
DSC_4145
DSC_4069

上関小学校3年生の子どもたちに、太田会長はこんなお話をされていました。

昔、南魚沼地域では歌舞伎がとても盛んで、
なかでも石打区の“関山”と呼ばれる地域が最も盛んだった。

歌舞伎専門の衣装屋があったり、上関小学校の近くの関山神社には
歌舞伎を演じられる舞台が今もある。
関山の歌舞伎は海外公演まで行っていた。
・平成13年に塩沢歌舞伎保存会ができた当初、
会長や役者として上関小学校区の人たちが沢山参加していた。
(ちなみに、塩沢歌舞伎保存会の初代会長は
石打地区まちづくり協議会小野塚昭治会長だったそうです!)
きっと、みなさんのおじいさんやひいおじいさんも
歌舞伎をやっていたという人がいるだろうから、
ぜひ家に帰ったら話を聞いてみてほしい。
今は関山の歌舞伎は元気が無くなってしまったけれど、
この地域、上関小学校の子どもたちに歌舞伎を知ってもらえることが
非常に嬉しい。

DSC_4093

子どもたちが興味津々な様子で話を聞いていたのが、とても印象的でした。

ちなみに、関山神社は石打丸山スキー場の近く。
社殿に向かって左に立派な舞台があります。
DSC_3692

その後は、体験。
◆歌舞伎(=普段とは違う自分になる)を体験するために浴衣を着ること。
◆歌(台詞を言う)舞(扇を使って躍る)伎(歌舞伎らしい動きと見得を切る)の体験。

DSC_4079
DSC_4107

子どもたちは覚えるのが早く、あっという間に
カッコイイ動きや台詞回しができるようになっていました。
「やる前は自分に出来るかわからなくてドキドキしたけど、
やってみたら楽しかった!」
と、子どもたちも楽しんでいました(^^)

ずっとこの地域にいたい

貝瀬梨香子先生は、こんなことも仰っていました。

子どもたちには、地域の伝統や昔の文化に目を向けてほしい。
これからの時代・地域をつくっていくのはあなたたちなのだから。
・子どもたちがよく言うのが「ずっとこの地域にいたい」
「都会にも行ってみたいけど、ここがいい」ということ。
地域のことを知ることで、さらに愛着を持ってほしい。

この子どもたちの中から、地域の伝統を受け継ぐ
後継者が生まれ育っていったら素敵ですね(^^)
DSC_4141

おらしょのホームページでは【地域の学校】特集で
【次世代を担う子どもたちの活動支援】
【地域と学校の連携支援】をまとめています。
こちらも、ぜひご覧ください↓
http://minamiuonuma.life/school

しおざわ雪譜まつり『雪中の戯場(しばい)』

それから、今年も『しおざわ雪譜まつり』で
塩沢歌舞伎保存会による公演が行われます。
20180126155622199_0001

塩沢歌舞伎保存会は、石打地区まちづくり協議会塩沢地区まちづくり協議会
中之島地区まちづくり協議会から、しおざわ雪譜まつりでの公演に
助成をいただき、活動しています。

今年は北越雪譜から『雪中の戯場(しばい)』のタイトルを借り、
歌舞伎以外にも、地域に伝わる“新派”劇を取り入れた
人情時代劇にも挑戦します。
新派劇は今も上田地区(長崎)や石打地区(君沢)などで
祭礼を中心に演じられているそうです。
歌舞伎だけではなく、地域の様々な芸能を楽しめます。
私も、去年はアナウンスをさせていただきましたが、
今年はなんと役者に!!ただいま猛特訓中です(^^)v
会場でお待ちしています。ぜひ、お運びください♪

《しおざわ雪譜まつり 雪中の戯場》
平成30年2月17日(土) 開場 13:00
13:30~ 塩沢織物 着物ショー
14:00~16:00 公演
第一部 人情時代劇 母恋し(瞼の母 より)
第二部 民謡 津軽三味線曲弾
第三部 歌舞伎 自作狂言 ます釣り

会場 塩沢勤労者体育センター

雪譜まつりについて詳しくはこちらをご覧ください。
地域のイベント しおざわ雪譜まつり

記:上村 絵美子

LINEで送る
Pocket