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だんだんどうも、上村絵美子です。

ある日、おらしょに一本の電話が…

私「はい、南魚沼地域復興支援センター上村です(^^)」

?「まいどまいどー!

 

さぁ、電話の主は誰かわかりましたね?笑

はい、そうです。

大崎地区地域づくり協議会高橋事務長です。

南魚沼市内各地では1月半ば頃に各集落で「どんど焼き」が行われるのですが、

大崎地区では2月5日(日)に合同の「どんど焼き」が行われるということを

教えてくださいました。

 

南魚沼市内各地で、小正月の頃に行われる伝統行事「どんど焼き」。

「さいの神」や「さぎちょう(左義長)」とも呼ばれています。

ワラや竹などを円錐型に組み上げ、そこに正月飾りや古くなったお札などを

飾り付け、焚き上げるものです。

お正月飾りは歳神様を迎える目印・寄り代で、お焚き上げすることで

歳神様は炎・煙となり、再び天に帰っていくのだそうです。

1月6日に行われた、六日町・八坂神社の『婿の胴上げ』では

古い木材を組み上げたもので、「かがり火」と呼ばれていましたね。

昔は担いで歩いた!?八坂神社『婿の胴上げ』

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実は、私の住んでいる集落では「どんど焼き」を行っていないので、

「どんど焼き」がどんなものかということも知りたく、取材に行ってきました。

 

どんどん焼けー!

 

会場の「大崎ふれあい広場」の真ん中には、大きな「やぐら」が↓

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地域によっては、このやぐらのことを「さいの神」と呼ぶところもあるそうです。

大崎のやぐらは、前年の秋のうちに萱(カヤ)を刈り取って保管しておき、

どんど焼きの前日に組み上げています。

どんど焼といえば、定番のスルメも準備万端。

お焚き上げの炎で焼いたスルメを食べると風邪をひかないとも言われているそうです。

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他にも、コンニャクにたこ焼き、お餅など、ふるまいがたくさん!

甘酒を作っているのは…「坊谷山遊歩道の会」の秋山会長。

坊谷山は宝の山でした!

見て二割 登って五割 医療費削減 坊谷山

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高橋事務長も大忙し。何を書いているのでしょう?

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子ども達は雪遊びに夢中です。

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午前11時、八海山尊神社の神主様によるお祓いの後、

いよいよ点火です。

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あっという間に炎が大きくなります。

「燃え方が良いと、その年は豊作に恵まれ、

無病息災で過ごせると言われている」と、どんど焼きを見守っていた

89歳のおじいさんがお話しくださいました。

毎年どんど焼きには来ているそうで…

どうりで、お元気なわけです(^^)

 

そして、スルメを焼くのは子ども達。

「ぎゃー!」「あっつーい!」と賑やかです。

高橋事務長「どんどん焼けー!だすけ(だから)“どんど焼き”てがーど!」

えっ、マサカ本当に!?(゜_゜;)真相は不明です笑

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その後は子ども向けのゲーム(的の穴に雪玉が入ると景品がもらえる)や、

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今年初めての試みという、ビンゴ大会。

子どもも大人も一緒になって楽しめる企画を、ということで考えられました。

景品は子供向けのおもちゃだけでなく、大人向けの実用品(時計、傘など)も用意され、

全部で50個くらいありました。

ほぼ全員参加で、120枚のビンゴカードでは足りなくなるという、嬉しい悲鳴も。

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最後は毎年恒例の福餅撒きが行われました。

インドから来ている国際大学の学生さんも参加!

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※国際大学とは…?

浦佐地区にある、大学院を中心とした“大学院大学”で、

現在52カ国からの学生さんがいらっしゃいます。

国際大学(IUJ)ホームページ

 

どんど焼きの最終的な参加者は約200名。

大盛況のうちに終了しました。

 

 

忘れられない、ショックな出来事

 

この大崎地区合同の「どんど焼き」は「大崎を考える会」の主催で行われました。

会長の星野保夫さん(白い帽子の方)に、お話をおうかがいしました。

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元々、大崎地区では各集落で、どんど焼きが行われていましたが、

だんだんと集落でのどんど焼きは少なくなっていきました。

そんなある年、星野さんはショッキングな光景に出会いました。

 

正月飾りがゴミ袋に入れて捨てられているのが切なかった。

 

どんど焼きでは正月飾りをお焚き上げしますが、

その機会が無くなってしまったため、正月飾りやお札が

可燃ごみとして出されていたそうです。

神様が宿ったものがゴミとして処分される…

星野さんはそれがとてもショックでした。

 

ちょうどその頃、大崎に空き地があったため、

その場所を使って合同のどんど焼きを行うことを考えました。

その場所というのが「大崎ふれあい広場」。

ここをつくったのも星野さんで、元はただの空き地だったのですが、

子ども達が遊べる場所にしようということで、

閉園になった保育園などから遊具を譲っていただき、今の広場が出来ました。

冬は一面の雪に覆われるこの広場を利用し、

約7年前に、大崎地区(大字大崎)合同のどんど焼きを始めました。

 

「大崎を考える会」は地域の人が集まったボランティア団体で、

坊谷山遊歩道の会の秋山会長や、大崎小学校でのボランティア活動も

行っている「ナチュラルクラフト ひまじんくらぶ」の加藤まり子さん

(平成28年12月の合同研修会にもお越しいただきました(^^))など、

約20名のメンバーがいて、どんど焼きのほかに、

普段はふれあい広場の整備や、クリスマスのイルミネーションなども行っているそうです。

また、前日に行われた会場づくりや、どんど焼きのやぐら作りには

地域の企業様や国際大学の学生さん達も協力して

くださったそうです。

 

どんど焼きを地域づくり協議会の提案事業として行うのはどうでしょうか?と

星野会長にお聞きしたところ、

「助成や補助金を使えば運営は楽になるかもしれない。

だけど、出来る事が制限されてしまう。

自分達が好きなように、やりたいことをやるためには、

今のやり方で良いんだよ。

ボランティアのいいところは、自由に出来ること。

自分達が楽しめなければ、人を楽しませることなんか出来ないからね。」

と、お話しくださいました。

 

高橋事務長が一生懸命名前を書いていたのは、

どんど焼きに協賛をいただいた方々のお名前。

地域のみんなでつくり上げた「どんど焼き」だったのです。

子どもも、大人も、外国人も…みんなが笑顔になって、

交流が生まれる伝統文化「どんど焼き」でした。

歳神様も、「今年も良い年になりますよ」と

笑ってくれたような気がしました(*^^*)

 
当日の様子を動画にまとめました。

是非、ご覧下さい♪♪

動画はこちらから▼▼

 
 
記:上村 絵美子

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