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だんだんどうも、上村絵美子です。

 

レトロな街並みが特徴の塩沢地区の牧之(ぼくし)通り。

こちらは雪が降る前の様子。

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15年ほど前までは普通の商店街でした。

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2001年に道路の拡張工事が計画された際、

「自分たちの子どもや孫の代にも誇れるような街をつくりたい」

と、若者達がアイディアを出し合い、

江戸時代の三国街道の宿場町を思い起こさせる街並み

『塩沢宿』のまちづくり計画がスタートしました。

建物に使用できる素材や色、デザインなどを決め、電線も地下に埋設。

350mの間には商店だけでなく一般家屋もあり、

一斉に景観を揃えるというのは大変な部分も多くありましたが、

住民の皆さんが心を合わせ、2010年に『牧之通り』が完成しました。

通りの名前は、塩沢宿出身の江戸時代の文人

『鈴木牧之(すずきぼくし)』から名付けられています。

 

この『牧之通り』、1月22日の朝は雪も多くなく、こんな感じでしたが…

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同じく1月22日のお昼頃の牧之通りはこちら↓

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幟(のぼり)が立てられています。

『観楽座さん江』の右上には『しおざわ歌舞伎』と書かれています。

そう!この幟は、塩沢歌舞伎保存会の公演が行われる印。

塩沢歌舞伎保存会についてのブログはこちら↓

塩沢歌舞伎保存会

知ってますか?…昔の大衆娯楽って!

受け継がれる伝統と、変化する時代

塩沢歌舞伎保存会~松羽目作り編~

塩沢歌舞伎保存会 辻又公演決定!!

2月18日の『しおざわ雪譜まつり』での公演に向け、

1月21日~22日に牧之通りで幟立てが行われました。

今回は塩沢歌舞伎保存会『観楽座』の幟立てに

同行取材&お手伝いをしてきました!

そこで知った、幟に込められた想いとは・・・?

 

『観楽座』の幟ができるまで

 

まず一日目(1月21日)は幟の準備を行いますが、幟の数はおよそ80本!

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1本1本、幟の状態や名前も確認しながら、

地道に組み立てていきます。

 

黙々と作業をするのも寂しいので

雪譜まつりで上演する『車引』の音声を流し、

セリフを確認しながら…。

半日がかりで約80本の幟が準備できました!

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観楽座』の名前の意味は、「楽しく観る場所」。

様々な候補の中から、師匠が名付けてくれたそうです。

 

しおざわ雪譜まつりでの塩沢歌舞伎保存会による歌舞伎公演は

2001年から始まりました。

当初は塩沢公民館(塩沢地区まちづくり協議会所在地)で

グラウンドに雪舞台を造り、上演されていましたが、

2006年からは会場が牧之通り中ほどの「ふれあい広場」に変更となり、

歌舞伎も屋内での上演へと変わっていきました。

2010年に牧之通りが完成した頃、現在の『観楽座』の幟を作成し、

雪譜まつりなどで公演を行う際に幟を設置するようになったそうです。

 

また、幟には、1枚1枚に寄付をくださった方のお名前が入っています。

当初は50本用意した幟は、後から30本増え、80本に。

多くの方からの応援の気持ちが込められた幟なんですね~(^^)

 

幟に秘められたメッセージ

 

二日目(1月22日)朝、軽トラックの荷台に準備した幟を載せ、牧之通りへと向かいます。

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幟同士の間隔や、通り全体のバランスを考えながら、

立てる場所を決めていきます。

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牧之通りの両側には「雁木(がんぎ)」という屋根が設置されています。

昔は今のような除雪・消雪技術が無かったため、

各家々が軒先を伸ばし、冬場の通路を確保するために作られたもので、

牧之通りを作る際に再現されました。

この雁木の柱に幟を取り付けていきます。

文字が見えるように向きを調整して、固定します。

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また、通りにあるお店の名前が入った幟は、そのお店の前に取り付けます。

 

幟の中には亡くなられた方のお名前もあり、

懐かしいねぇ、と思い出話が始まることも。

遺族の方に幟を立てる可否をお伺いし、

許可をいただいた方のものは、幟を設置します。

それが、塩沢歌舞伎保存会からの供養の気持ちでもあります。

 

幟は歌舞伎が上演される目印であることはもちろんですが、

今までにお世話になった方々への感謝の気持ちも込められています。

亡くなった方も、幟を見つけて歌舞伎を見に来てくれるかもしれませんね(^^)

また、名前を見た人が、その人のことを思い出すきっかけにもなります。

ゆっくりと散策し、名前の部分にも注目してみてください。

 

全ての幟を取り付けた後も、曲がっているものや

不安定なものなどが無いか、確認します。

この日は10人の会員が参加。

みんなで協力して進め、幟立て作業は約2時間で終了。

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牧之通りが『観楽座』の幟で彩られました。

この幟が立つと、雪譜まつりが近づいているのを実感します。

牧之通りに幟が立てられているのは雪譜まつりが開催される

2月18日まで!

牧之通りをお通りの際は、ぜひ『観楽座』の幟にご注目ください(^^)

 

ちなみに、この日牧之通りに立てられた幟は約60本。

残りの20本は雪譜まつり当日、会場周辺に立てられますが、

実は他にも出番があるとか・・・?

それはまたのお楽しみ♪

 

記:上村 絵美子

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