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だんだんどうも、上村絵美子です。

 

シリーズでお伝えしております、『塩沢歌舞伎保存会』。

前回は、2月に開催される『しおざわ雪譜まつり』に向けて行われた

大道具の「松羽目」製作の様子をご紹介いたしました。

【塩沢歌舞伎保存会~松羽目作り編~】

保存会の皆さんの強い絆を感じ、

雪譜まつりでの歌舞伎公演がさらに楽しみになったのですが、

12月の会議で、ある事件が起こったのです…。

 

ドキドキ、ハラハラな会議・・・

 

夏の会議にお邪魔した際は、平成29年の『しおざわ雪譜まつり』では

『釣女(つりおんな)』という演目を予定していました。

受け継がれる伝統と、変化する時代

それに向けて、秋には背景の「松羽目」製作を行いました。

塩沢歌舞伎保存会~松羽目作り編~

 

ただ、現在、塩沢歌舞伎保存会では外部から歌舞伎の師匠に来ていただき、

演技指導をしていただいたり、衣装や小道具をお借りして公演を行っており、

最終的な演目は師匠と相談して決めるという形式を取っています。

『釣女』は今年の雪譜まつりの演目の第一候補で、

この日の会議では師匠との相談の結果の報告と、

出演者などについての話し合いが行われました。

 

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塩沢歌舞伎保存会の太田会長からの報告によると、

師匠との相談の結果、第一希望の『釣女』の上演は

今回は不可能である、というものでした。

替わりの演目も挙げられていましたが、

なかなか簡単には納得できません…。

 

せっかくみんなで一週間以上も時間をかけて

毎晩集まって大道具の松羽目も作り、

「歌舞伎をやりたい!」という気持ちが盛り上がっているのに、

やりたいことができないのでは、

我々の気持ちや思いはどうなるのか?!

 

みんなで力を合わせてやることに意義があって、

去年の『雪中の幽霊』も自分達で作ったのだから、

なんとかして自分たちの思いを乗せた演目ができないか?

どうしても師匠に頼まなければいけないのか?

 

「雪譜まつりでの上演をやらない」という選択肢だってある。

大事なのは「公演を行うこと」か「我々の気持ち」か?

決心することも必要だ。

 

以前は歌舞伎をする仲間がたくさんいて、

役者も道具作りもとても楽しかった。

でも、自分たちの気持ちが伴わないものでは

どんどん仲間が離れていってしまう。

このままみんなの気持ちが離れていってしまったら、

保存会は解散してしまうかもしれない。

 

…様々な想いが飛び交いました。

 

そこから感じたのは、

保存会の皆さんの地域の歌舞伎を愛する想い。

皆さんの気持ちは同じ方向を向いているということ。

大事なのは演目ではなく、みんなが気持ちを合わせて

芝居をすることそのものなんだということでした。

 

「地芝居なんだから、自分達のできる範囲で

できることをやればいいじゃないか…」

 

その言葉が、とても印象に残っています。

 

雨降って 地固まる

 

保存会の存続が危ぶまれるほど、揺れに揺れた会議でしたが、

その後、師匠との相談があらためて行われ、

今年の『しおざわ雪譜まつり』での歌舞伎の演目は

菅原伝授手習鑑 車引(くるまびき)」を上演することが決まりました。

結果として今回『釣女』の上演は実現に至りませんでしたが、

このことがきっかけで、塩沢歌舞伎保存会の皆さんの絆が

さらに強くなったように感じました。

 

「車引」は“荒事(あらごと)”というジャンルの演目で、

“見得(みえ)”を切ったり、顔には派手な“隈取”を施したりと、

豪快でとても歌舞伎らしさを感じられる演目です。

すでに稽古も始まっています!

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また、雪譜まつりでの上演は三部構成となっており、

松羽目」は他の演目で使用いたします(^^)ヨカッタ~!

こちらもぜひ楽しみにしていてくださいね!

私も、皆さんにお披露目できることがとっても嬉しいです♪

『第33回しおざわ雪譜まつり』は2月18日(土)開催、

歌舞伎の上演は13:30開場、14:00開演。

場所は塩沢勤労者体育センター(南魚沼市塩沢1112番地39)です。

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塩沢歌舞伎保存会 辻又公演 決定!!

 

そして、なんと!

今年の辻又集落の雪まつりでは

塩沢歌舞伎保存会による歌舞伎が上演されます!

地域おこし協力隊の中山元喜さんに、支援センターより

塩沢歌舞伎保存会の活動を紹介したことから、

ご縁がつながって今回の公演が実現しました。

地域おこし協力隊

大和エリア 限界集落 「辻又」はでっこい畑

地域おこし協力隊の目に映る辻又地区

あったかい藪神地域「芹田」地域の人々

辻又地域の雪まつり

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人と人、地域と地域を繋げるお手伝いができて、

とっても嬉しいです(*^^*)

 

辻又公演の演目は有名な「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」。

「問われて名乗るもおこがましいが~」というセリフも有名ですね(^^)

こちらの稽古も頑張っております!

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塩沢歌舞伎保存会 辻又公演は

1月29日(日)13:00~

場所は辻又多目的センター(南魚沼市市野江丙462)です。

こちらも、ぜひ楽しみにしていてください!

私も、お手伝いに参上します!!

※現在、後山から辻又へ向かう県道58号は雪崩のため全面通行止めとなっています。

辻又へは後山から県道388号を西枯木又方面へ抜け、

国道252号を堀之内方面へ進んでから県道58号へ入る

迂回ルートをお通りください。

 

無題

 

 

さらなるつながりを求めて

 

12月発行の『一筆啓上 2016年 冬号』や、支援センターのブログで

塩沢歌舞伎保存会の紹介をさせていただいていますが、

保存会の皆さんも記事を見た周りの方々から声をかけて

もらうことがあり、太田会長や会員の皆さんからは

「我々の活動を知ってもらえて、新たな若い人にも関わってもらって、

本当にありがたい」と、とっても嬉しいお言葉をいただきました(*^^*)

 

また、この記事を見たある地域の公民館分館長さんからも、

地域にある他の伝統芸能・伝統文化も、もっと知ってもらいたい・・・

団体同士で交流できれば・・・というお話をいただきました。

 

南魚沼市内には塩沢歌舞伎保存会以外にも、五十沢歌舞伎や、

大崎・大前(おおさき)神社の翁式三番(おきなしきさんば)↓

大崎の祭りは、血湧き、肉躍る!男の祭りです!

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五十沢・畔地(あぜち)観世音祭礼の畔地神楽

六日町無形文化財第一号

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薮神・若宮八幡宮の太々(だいだい)御神楽

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六日町・余川の八木節保存会↓

新潟県南魚沼市余川の歴史 −自分の生まれた地域を知る Vol.1−

余川八木節保存会とイチロー −自分の生まれた地域を知る Vol.2−

余川八木節保存会の歴史 −自分の生まれた地域を知る Vol.3−

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他にも、塩沢祇園囃子保存会や、六日町御実城太鼓保存会などなど、

南魚沼市内にはたくさんの伝統芸能や伝統文化を継承する団体があります。

 

これらの団体が連携し、伝統文化をきっかけとした交流から、

地域と地域のつながりが生まれるというのも、素敵ですよね(^^)

さらなる縁結びをさせていただくため、がんばります!!

よーし、まずは神社で縁結びのお参りだ!笑

 

記:上村 絵美子

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