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だんだんどうも、上村絵美子です。

1月6日に六日町の八坂神社で伝統行事『婿の胴上げ』が行われました。

『婿の胴上げ』の由来などについてはこちらのブログをご覧ください。

【おムコさん、いらっしゃ~い!】←ここをぽちっと

 

でも、まだわからないことが…。

「わからんがーくっちゃ、行って聞いて来ーい!」

(わからないなら、行って聞いて来なさい!)

という、おらしょの主任からのアドバイスをいただき、

まずは早朝の八坂神社に行ってみました!

 

朝9時、八坂神社へ

 

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前日夜から降り積もった雪にはいくつかの足跡が。

誰かいるかな~?

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これは何だろう?

だれかに聞きたいけど・・・

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…誰もいない…!!(T_T)

こうなったら近所のお宅にピンポン作戦かな?

と思っていたら、どこからかザクザクと雪かきの音が…

 

神のお導きか!?

 

神社のお向かいのお宅の方がちょうど雪かきに出ていらっしゃいました!

「婿の胴上げの取材?時間が早すぎだて。

今年は雪が少ないから、準備もまだ始まらないよ。」

そ、そうですよね(^^;

ちなみに、昔胴上げされた人のお話とかも聞いてみたいんですけど、

どなたかご存じないですか?と伺うと

俺も昔、胴上げされたよ。」とのお答え!

色々お話を聞かせていただきました。

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神社のそばに住む高橋保夫(やすお)さんが胴上げされたのは昭和44年。

高橋さんは十日町出身で、昭和43年に六日町に婿に来たそうです。

当時、胴上げされたのは4人。

体重の軽い人は神社の天井に当たることもあったそうです。

当時の気持ちは…?よく覚えていない…ということでしたが、

他の土地から来て、地域の人たちとなじむ良いきっかけになったそうです。

また、当時は神社で胴上げを行った後、そのまま新郎を家まで担いで行き、

家で地域の人に直会(なおらい・祝宴)のおもてなしを行っていたそうです。

今は胴上げの後は集会所に移動して直会を行っていると聞いていたので、驚きです!

ちなみに、奥様は家で新郎がくるのを待っていたそうです。

 

今の行事のことなら区長代表の藤岡さんに聞いてごらん。

ということで、藤岡さんのお宅のだいたいの位置をうかがい、出発!

区長代表といえば、夏の神輿渡御の際に見かけた、高校時代の恩師らしき人物。

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名前も同じだけど、本当に藤岡先生なんだろうか…と、ずっと気になっていました。

お宅はこのあたりのはず…と進んでいくと、除雪機を操る人が。

区長代表の藤岡一之さん、発見!一瞬でわかりました。

やはり高校時代の恩師、藤岡先生でした(*^ ^*)

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藤岡先生からお伺いしてわかったことは

・胴上げをするのは地域の消防団の方や神社の若手の役員の方々

・胴上げされる新郎は今は回覧板で募集している

・今年は雪が少ないから午後から準備(道つけ、神社の扉外しなど)を行う

といったことでした。

昔は、○○さん家の子が結婚した~などの情報も地域で把握していたため、

回覧板で募る必要は無かったのではないでしょうか?

藤岡先生は10年ほど前に塩沢から六日町に引っ越してきたため、

自身は胴上げ経験はありません。

詳しいことは氏子代表の方に聞くと良いよと教えてくださいました。

人から人へ繋がっていくのは、なんだか嬉しいですね(*^ ^*)

今度あらためて氏子代表さんにもお話をお伺いしたいと思います。

 

親子二代×二組

 

そして、前回のブログで素敵なお写真と共にご紹介しました、嶋倉悠斗さんが

今年胴上げされましたが、実は悠斗さんのお父様も昔胴上げを

経験されていたということで、お話を聞かせていただきました。

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(嶋倉さんご家族)

お父様は上田地域の枝吉から婿に来て、平成3年に胴上げ儀式に参加されました。

他の地域から来たということで、早く地域の人たちと知り合いになりたいという

気持ちがあり、胴上げが地域に入るきっかけになったそうです。

あとは、とにかく寒かった…と(笑)

また、今回息子さんが胴上げされることについて、

地域の人たちに祝ってもらえることはやっぱり嬉しいことだと話されていました。

ちなみに、当時の新郎は3人。

奥様も胴上げには同席し、新郎は集会所まで担がれて行ったそうです。

集会所は神社から少し離れているので、担ぐ方は大変ですね(^^;

 

今年の婿の胴上げではもうおひとり、近藤巧さんが胴上げされました。

おめでとうございます!!(*^ ^*)

なんと、近藤さんも親子2代で胴上げされているそうで、

こちらもお父様に当時の婿の胴上げについてお話をお伺いしました。

お父様が胴上げされたのは昭和56年。

当時の新郎は2人、とても雪の多い年で鳥居をくぐるのが大変だったそう。

近藤さんのお父様がまだ小さい頃、親の転勤で六日町に引っ越してきて、

小学3年生の時に八坂神社のある上町に越してきたそうです。

近藤さんのお父様は、お婿さんではなく、お嫁さんをお迎えしたそうですが、

胴上げされることで本当に地域に仲間入りできたと感じたそうです。

また、この年は胴上げされた後の新郎はやはり家まで担いでいき、

家で直会をしていたそうです。

これがいつから変わって行ったのか…気になります。

 

夜になり、いよいよ『婿の胴上げ』が始まります。

18:30、かがり火に火が灯され、あたりは一気に暖かくなります。

朝、ブルーシートがかけられていたものの正体が「かがり火」でした。

かがり火は賽の神・どんど焼の役割もあるようで、

古くなったお札やだるまなどがお焚き上げされます。

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昔はこのかがり火も2ヶ所作られ、雪が降る前の秋のうちに木を組み、

穴を掘って出てきた木に火を付けたそうです。

 

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嶋倉悠斗さん・実優さんご夫婦(左)と

近藤巧さん・祥恵さんご夫婦(右)。

ご結婚おめでとうございます!!!💕

みなさんに胴上げされる前のお気持ちを聞いてみましたが、

悠斗さんも巧さんも上町で生まれ育ち、毎年行われている行事のため

特に緊張などは無いとのことでした。

また、お二人とも消防団に入っており、胴上げを支えてくれるのは

消防団の仲間たちなので、安心しているそうです。

奥様達も落ち着いていて、なんだか私だけがドキドキしていました(笑)

 

19:30からは八坂神社の拝殿内で玉串奉奠、祝詞奏上などの神事が行われた後、

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石場かち」や「お六甚句」といった民謡が歌われました。

こちらは動画でご覧ください↓画像をポチっと押すと、再生されます。

動画「石場かち」

 

動画「お六甚句」

 

消防団の皆さんから謡曲『高砂』が贈られ、(こちらは写真のみ)

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千秋楽』が終わると…いよいよ胴上げです!

こちらも動画でどうぞ!!画像をポチっと押すと再生されます↓

 

胴上げされている新郎のお二人、奥様方、消防団の皆さん、

地域の皆さんがみんな笑顔だったのがとても印象的です。

胴上げが終わった後はやはり歩いて集会所へ向かい、

氏子さんや来賓の方々と直会が行われました。

 

神社では早速片づけが始まり、扉が閉まる前にとお参りいたしました。

願いはもちろん…

私もステキなお婿さんと出会えますように!!(>人<)です笑

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取材で実際にお婿さんに来た方のお話を聞くと、

やはりお婿さんが地域の人たちと知り合い、地域になじむには

『婿の胴上げ』行事は非常に良いことだと、皆さんがおっしゃっていました。

地域コミュニティが希薄になってきている現代こそ、

こういった行事がより重要だと感じました。

これからも続けていってほしい、大切な伝統です。

 

記:上村 絵美子

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