だんだんどうも、上村絵美子です。

 

南魚沼市の大崎には「坊谷山」という山があります。

「ぼうたにやま」ではありません。一体何と読むのでしょう?

正解は「ぼたんやま」と読みます。

大崎地区地域づくり協議会の大崎農業会館からすぐ近くにある、平らな山です。

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坊谷山には登山道の整備・保全を行っている「坊谷山遊歩道の会」という

会があるのですが、その会の中島さんという方から、おらしょに電話がありました。

内容は、

・10月8日(土)に坊谷山でイベントがあるということ。

・イベント前に新しい看板を取り付けるということ。

主にこの2つのことについてでした。

 

おらしょの主任によると、

「坊谷山遊歩道の会」は坊谷山の整備活動を自主的に行っている団体で、

おらしょの主任とは去年、会長さん達が、市役所に活動についての相談に訪れた際に

紹介されて出会ったそうです。

その時のご縁から交流し、今回のお知らせをいただいたのですが、

おらしょはちょうど健康診断を受けたばかりでした。

主「おえ~、腹へっこませたらおっつぁれたてー(ーー;)」

ゆ「俺もメタボっす…(T_T)」

え「私も体重が…(x_x)帰りに坂戸山でも登って来ようかな…」

主「おっ、じゃあ坊谷山に行ってこらっしゃい!

中島さんっていうおもしい人がいるすけ、いろいろ話を聞いてきて!」

 

ということで中島さんに連絡を取り、イベントと看板の詳細について

お話を伺いに中島さんのいる“山小屋”へお邪魔しました!

山小屋ってことは山の上の方にあるのかな?と、ドキドキしながら…出発。

坊谷山登山口の目印は「稲見神社」です。

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稲見神社の左に伸びる道を進むと…

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「柳木屋(やなぎや)山荘」、通称“山小屋”に到着です。

山の麓で、ほっとひと安心。

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こちらの方が、お電話をくださった中島孝一さん。

そして、もうおひとり、こちらは…?

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なんと、会長の秋山淳一さんまでお越しくださいました。

 

早速、まずは10月8日のイベントについて教えていただきました。

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10月8日は朝9時から坊谷山に入り、植物観察をしながら山頂を目指します。

(※8:30~9:00の間に受付を済ませてください。)

10時半からはキノコの菌打ち体験。

11時からは間伐材を利用したキーホルダー・ストラップ作りなどの木工作が行えるそうです。

 

すると、秋山会長がリュックを背負い…

秋山会長「よし、じゃあ上村さん、行こうか!」

中島さん「会長、わりーども、よろしく頼みます。」

えみこ(?…これは、もしかして…(゜_゜))

秋山会長「荷物は邪魔になるすけ、置いてがっしゃい。」

えみこ「あっ、はい!」(やっぱり…坊谷山、登りますよね!)

ということで、秋山会長と一緒に坊谷山登山へ出発!

動きやすい格好&ズック&帽子で来ていて良かった~(^_^;)

 

百聞は一見にしかず

 

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坊谷山には4つの登山ルートがありますが、

今回は10月8日と同じく、柳古新田ルートから登り、

坊谷山~大日様・五重塔~愛宕山をめぐって稲見神社ルートから降りるコースです。

柳古新田登山口には駐車場もあります。

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目印は、この案山子。

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早速、出発です。

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登山道沿いの植物には遊歩道の会による名札が付けられています。

これは「ほおの木」。

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「大きな葉っぱは乾くとガサガサと大きな音がするから、

子どもたちが面白がるんだよ~。」と会長。

なるほど~!葉っぱだけでも楽しめますが、

足元には栗もたくさん!秋ですね~。

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先へ進むと、かえでの木。

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「最近、“いたやかえで”だとわかって、今度ここに「いたや」って書き足す

予定なんだよ。「400さい」って書いてあるけど、実際はもっと古いかもしれないねぇ。」

と、次から次へといろいろな植物が登場します。

私が、へぇ~と立ち止まっている間にも、会長はズンズン登っていきます。

普段から登っているだけあって、なかなかのペースです。

(いや、私が運動不足なだけ?^^;)

 

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坊谷山はところどころに階段が設けられています。

この階段の整備も遊歩道の会のみなさんによるものです。

南魚沼市内には、比較的気軽に登れる山として人気の坂戸山があります。

【岩崎からどうだろっか?】

ゆーへーが登ったのは岩崎コースでしたが、

坂戸山の薬師尾根コースにある階段は段差が大きく、子どもやお年寄り、

そして運動不足の私にはなかなかキツイんです(>_<)

数々の山を登ってきたおらしょの主任も、坂戸山が一番キツイと言うほど…。

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でも、坊谷山の階段は保育園児の子どもからお年寄りまで、

だれでも登りやすいようにと小さめの段差で作られています。

段差が小さい=たくさん段を作らなければいけない、ということで

大変なことですが、会の皆さんの優しさを感じます。

 

すると、会長さんが遊歩道を逸れ、大きな岩を見せてくださいました。

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実は坊谷山は岩山がベースになっており、昔はこの山から多くの岩が

切り出されたそうで、大崎地域内の墓石などはほとんど坊谷山の石が使われていたそうです。

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ノミの跡がわかる岩もありました。

裸押し合いで有名な浦佐の毘沙門堂のうがい鉢も、この坊谷山の岩で作られています。

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【一週間前水行!】

【平成二十八年三月二日裸押合大祭前夜祭】

 

そして、坊谷山は昔「大崎城」という山城だったそうで、堀の跡や曲輪跡が残っています。

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ちなみに、登り口から曲輪跡までは15~20分ほどです。

曲輪跡には大雪の年に倒れてしまった祠がありました。

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祠は3つの石が組み合わされているためにとっても重く、

なかなか直すのも大変でそのままになってしまっているということでした。

また、坊谷山とその周辺はほとんどが個人所有の土地となっていて、

その人数も10名以上いるということもあり、遊歩道の会では手を出せない部分もあるそうです。

 

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遊歩道の両脇に生えているのは、「いわかがみ」。

整備を始めた時は道なんて無くて、

一面にいわかがみが生えてその上を歩くような状態だったそうです。

林の中を歩く素敵なこの道が数年前まで草だらけだったなんて…信じられません。

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そして、登り口から約30分、標高306mの坊谷山山頂に到着です!

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山頂は開けており、昔はここから狼煙を揚げたそうです。

 

そのまま進んでいくと、秋山会長が何かを拾い上げました。

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何かとは、看板。方向を示す看板の根元が腐って倒れてしまったようです。

これを直すのも、今後の課題ですね。

看板に従い「塔の山」へ向かいます。

その間にもたくさんの植物があり、それぞれ名札が付けられていました。

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途中には大日堂。

とはいっても、お堂はありません。

お堂は昭和34年の伊勢湾台風の際に壊れてしまったそうで、

石で作られた大日様だけが残されて大崎の地を守ってくださっています。

 

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その先に進むと、五重塔が現れました。

この五重塔は江戸時代に建てられ、平成16年の中越地震で

一度倒壊してしまったそうですが、平成20年に再建されました。

この五重塔があるから「塔の山」なんですね。

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坊谷山の東側、大前神社方面から登る「細越コース」には、

三十三観音さまも見守ってくださいます。

 

そして…愛宕山山頂に到着です!

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ここが一番高いところですが、標高は321m。坂戸山634mの約半分です。

時間も登り始めから約45分と、一時間もかからずに来れました。

ここからは四方を見渡すことができ、とっても気持ちが良いんです!

早朝など、条件が揃っていれば周りを雲海で囲まれ、

天空の城のような絶景を見ることもできるそうですよ♪

冬には一面の銀世界、春には遊歩道沿いに咲く様々な草花…と、

四季を通じて気軽に楽しめるというのが、坊谷山の魅力です。

 

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景色を楽しんだ後は稲見神社コースから下山です。

すると、会長が遊歩道沿いの木にピンクのテープを結び付けました。

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よく、登山道の目印としてテープが木に結ばれていることがありますが、

これは最近木の種類がわかったので、今度また札を付けるための目印だそうです。

「たらのき」だったかな?

それにしても秋山会長、なんでこんなに植物に詳しいんだろう?

今度お会いした時にお話を聞いてみよう(^^)

 

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途中から舗装道路になり、道路の脇には

去年キノコの菌打ちをしたという、大崎小学校きのこ畑がありました。

今年使用する原木やキノコの菌も準備万端です。

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坊谷山の魅力

 

再び柳木屋山荘に戻って来て、

秋山会長と中島さんにお話を伺いました。

 

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坊谷山遊歩道の会は数年前に有志により結成され、現在は12名のメンバーがいるそうです。

2年前からはブログも始め、日々の活動や坊谷山の様子を発信しています。

【大崎 坊谷山遊歩道のブログ】

2014年の記事を見ると階段の整備などの様子がよくわかりますが、

この作業を有志でやるというのは凄いことです。

毎年春に集まって草の刈り払い作業を行っていますが、

普段から坊谷山に登って様子を見ることも大事です。

 

遊歩道の会の活動はお金になるわけでもないし、

自分達はインターネットも不得手だから宣伝の方法もわからない。

坊谷山は国際大学からも近いから言葉の通じない人が

来ることもあって、身振り手振りで対応することもあった。

だけど、いろんな人に坊谷山という山のこと…

さまざまな植物があることや、大崎城だったという歴史、

浦佐毘沙門堂のうがい鉢にも使われている岩の産地だということ、

身近でとても登りやすい山であることなどを、たくさんの人に知ってもらいたいし、

来てくれた人にはもっと坊谷山を好きになって欲しい。

そんな気持ちで活動しているのだということを知ることができました。

 

素敵な坊谷山と、それを守る坊谷山遊歩道の会。

私もファンになりました♪(*^^*)

 

それから、看板のこと。

保育園児からお年寄りまで、だれでも登りやすい坊谷山。

健康的に、気軽に登ってほしいということで、

健康増進の看板を新たに設置するそうです。

新たな看板も、8日の植物観察会にお邪魔する際の楽しみにしていますね。

 

10月8日の植物観察会はだれでも参加することができます。

(保育園児や小学校低学年のお子さんには保護者が同伴してください。)

それ以外の日にも、ぜひ坊谷山に登ってみてください。

なるほど・・・おらしょの主任が、なんでここに行って来いと言ったのかが解りました!

それはまた、この次に書かせていただきます(*^_^*)

つづく。

 

記:上村 絵美子