皆さん、こんにちは。阿部悠平です。

 

朝、出勤してからの阿部の日課は事務所の掃除と朝茶をつくること。

朝のコーヒー、訪問された方にお出しする飲み物は

八海山の湧水』または『鶴齢の仕込み水』を使用しています。

こんな風に水を汲みに行くのは阿部の仕事です。

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(最近、20Lポリタンクが2個に増えました。)

このように南魚沼は大自然から恩恵をたっぷり受けています。

特に水は生活の中で必要不可欠であり、切り離せないもの。

豊富な湧水が市内各所に点在します。

山から流れる【南魚沼の湧水】について紹介したいと思います。

 

『湧水』とは?

 

湧水・・・地下を流れる地下水が地表に湧き出て流れている水。

湧水は、得られる水量が気象条件に左右されることが少ないため、

一定の供給ができ、古くから農業用水や飲料水として

地域住民の生活と深く結びついています。

ここで一つ思った事が、地下から汲み上げる『伏流水』と湧水は一緒なのか

と思い調べてみました(゜_゜>)

伏流水(ふくりゅうすい)・・・河川敷や山麓の下層にある砂礫層(されきそう)を流れている水。

伏流水は砂礫層を流れて、水が自然にろ過されるため

水質が非常に良く、日本酒づくりなどに用いられるそうです。

どちらも美味しく飲める水ですが、湧水と伏流水では

どこを流れているかに違いがあります。

湧水=伏流水ではないようです。

 

南魚沼の湧水

 

地蔵清水

浦佐駅から徒歩5分

県道363号線沿いにあります。

『地蔵清水』

ここは、水勢を調節してあるので

一番右は水を汲みやすいように強めに、

真ん中と左は飲みやすいように弱めに調節してあります。

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地蔵清水は、水質検査を実施しており

『水質検査成績書』が貼られています。

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大崎 滝谷の清水(新潟県名水百選)

大崎 大前神社から湧く

滝谷の清水】は古くから大崎住民の

飲料水、生活用水、農業用水として深く生活に関わってきました。

湧出量は毎分1,400トンに及び、水温は年間を通して13℃と一定。

昭和22年頃までは『白梅花』という銘柄の酒がこの湧水を使って醸されていたとか。

『大崎菜』もこの湧水を利用して生産されています。

今では、飲料水や農業用水に限らず消雪パイプ水源としても利用されているそうです。

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大前神社に古くから伝わる

『翁式三番(おきなしきさんば)』(新潟県無形民俗文化財)

これについては詳しくはコチラをご覧ください▼

大崎の祭りは、血湧き、肉踊る!男の祭りです!

今年も8月15日に開催です(^^)

 

金剛霊泉(新潟県名水百選)

霊峰 八海山

大崎登山口二合目

毎年、10月20日に『八海山大火渡祭』が盛大に挙行される

八海山尊神社に湧き出る『金剛霊泉』(ごんごうれいせん)

湧出量は毎分50~80リットル、水温は10℃前後。

金剛霊泉の水は、一般登山者や信者、講中の「命の水」とされ、

登山者はここで金剛霊泉の水を携えて登ります。

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『講中』ってなんだ!?と思ったら過去のレポートにありました。

(主任に聞かれる前に見つけてヨカッター(*_*))

八海山尊神社 大火渡大祭・『講中』についてはコチラ▼

八海山尊神社 大火渡大祭 2015

 

雷電様の水(新潟県名水百選)

城内地区・藤原集落から少し山あいに入った

藤原神社に湧きでる『雷電様の水』

トチの大樹が茂り、湧出量は日量400トン

地酒『八海山』の源水として利用されています。

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その昔、落雷による災害に困り果てた村人が、

大樹の下に『雷電様』を祀りました。

その後、この地域に落雷の被害が無くなったと伝えられています。

古くから「長寿の水」「護身の水」

この水を飲むことで願望が成就するといわれ、

地元の人から大切に保全されています。

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岩清水こころの泉

城内地区・岡に湧く

『岩清水こころの泉』

岩清水こころの泉は、県道214号線と県道479号線が

交差する道路に面したところにあります。

八海山に向かう人や道を通りかかった人

様々な人がここに水を汲みに来ます。

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少し離れた場所にも『こころの泉』があります。

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八海山の冷水

八海山ロープウェーベースキャンプから湧く

『八海山の冷水』

八海山の冷水は、硬度7の超軟水です。

登山者の方が汲んでいる姿はもちろん、

スキー・スノーボードで八海山スキー場を訪れる方も

ここで水を汲んでいる姿を見かけます。

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水の硬度

 

八海山の冷水は硬度7とありましたが、

硬度とは!?

硬度・・・カルシウムとマグネシウムが水1Lあたりに何g含まれているか。

水はカルシウムとマグネシウムが含まれていればいるほど、

硬度は高くなり『硬水』と呼ばれる水になります。

日本の水はほとんど軟水で、日本人の身体に合っているのも軟水です。

WHOの分類では、水の硬度は

軟水・・・0~60mg/L未満

中程度の軟水・・・60以上~120mg/L未満

硬水・・・120以上~180mg/L未満

 

水は、硬度が低ければ低いほど、口当たりがマイルドになり、

雑味がないので料理には最適です。

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伏流水

 

南魚沼市内には、湧水だけでなく地下からくみ上げる『伏流水』もあります。

降り積もる大量の雪が解けて、砂礫層でろ過され地下を流れる伏流水は、

アルカリ分の少ないまろやかな軟水となり、酒造りに用いられます。

酒づくりにおいて発酵には硬水が向いており、

醸造技術が発達していなかった昔は、軟水を加工して硬水に

変えて利用したそうです。

軟水を利用した酒づくりは、技術的に大変難しいものでしたが、

技術の継承や杜氏の努力により軟水から酒をつくる技術を確立し、

切れ味の良い淡麗な酒を生み出しました。

 

鶴齢の仕込み水

青木酒造

『鶴齢の仕込み水』は地下80mから

汲み上げた巻機山から流れる伏流水です。

日本酒づくりに水は

地下100mでも70mでもなく

鶴齢の仕込みには、地下80mから汲み上げるのが一番適しているそうです。

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舞子飯士山のおいしい水

飯士山の麓

株式会社 高木屋さんの入り口にある

『舞子飯士山のおいしい水』も地下から汲み上げる伏流水。

看板にもあるようにこの伏流水を食品加工に使用しています。

高木屋さんの敷地内にありますが、ご厚意で自由に飲むことができます。

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湧水と生活

 

湧水が重要なものであることに

坂戸山からの湧水の存在があります。

坂戸山は落城しなかった山城で有名ですが、

これは、七合目からの湧水により

籠城しても水に困らなかったからと云われています。

湧水は古くから人々の暮らしを支え、

時には勝敗を左右するほど大事なものでした。

 

湧水は今でも多くの人々から愛され

城内地区地域づくり協議会は、八海山の湧水を使った

特製湧水アイスコーヒーを訪問するたびに出してくださいます!(^^)!

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我が復興支援センターも

大地からの恩恵をフルに頂いております。m(__)m

コーヒー・お茶・氷と、水を使うものは、

『八海山の湧水』または『鶴齢の仕込み水』の湧水100%使用です。

お茶飲みだけでも大歓迎です。

是非、復興支援センターにお茶を飲みに来てください(^^)

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上京したての頃、水道水を使って炊いた南魚沼産コシヒカリ。

その日を境に水道水は「使わない」「飲まない」「水は買う」

「いや、むしろ水は買うものだ」と決意した日が懐かしく、

その経験もあり、綺麗な湧水が身近にあるありがたみを感じます!

 

南魚沼の大自然に感謝!!

 

 

※注意

湧水は、自然環境の中で湧出しています。

常に水質が管理されているものではなく、

変動することが考えられるため、飲用について保証するものではありません。

また、湧水は、地域の方や企業が保全しながら守っています。

湧水が飲用出来なくならないようにマナーを守って利用しましょう!

 

記:阿部悠平